『金持ち父さん貧乏父さん』は、ロバート・キヨサキ氏の実体験を通じて、お金に対する異なる視点を提示しています。この本は、多くの人々に影響を与えた名著ですが、「内容がやばい」とかいう人がいます。
なぜやばいといわれるのでしょうか?まずは、この『金持ち父さん貧乏父さん』に書いてあることを簡単に解説していきます
『金持ち父さん貧乏父さん』には
ビジネスオーナーになることを推奨している
『金持ち父さん貧乏父さん』では、自分の時間を切り売りする従業員でいるのを辞めて、権利収入を得て時間的な自由を手に入れる、ビジネスオーナーになることを推奨しています。
ラットレースから抜け出すことを推奨している
『金持ち父さん貧乏父さん』は「ラットレース」という概念を紹介しています。ラットレースとは、働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことを指します。この言葉は、回し車の中でクルクル回っているネズミに似ていることから定義されています。ロバート・キヨサキ氏は、この状態から抜け出すためには「ビジネス・権利収入を持つこと」が重要であると説いています。
「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の対比
『金持ち父さん貧乏父さん』では、著者の実の父(「貧乏父さん」)と友人の父(「金持ち父さん」)の対比を通じて、お金に対する異なる考え方を示しています。学歴や職業だけでなく、お金に対するマインドセットが成功に影響を与えることを主張しています。
では、やばいと言われる理由としては以下のことがあります
ネットワークビジネス(マルチ商法)が、本書を利用している
確かに、本書は正しいことを書いていますが、ネットワークビジネスをやっている人は、ビジネスオーナーとして、権利収入が必要として、ネットワークビジネスに勧誘しているということで「やばい」と言われているようです。詳細については
ビジネスオーナー=マルチの販売員と刷り込みやすい
マルチ商法の勧誘は、「権利収入」の概念と結びついています。
この本がおすすめの図書として紹介され、マルチ商法の販売員にとってバイブル的な存在となっています。本書では、ネットワークビジネスを推奨しているわけではなくて、紹介しているにすぎませんが勧誘する人からすると、「売れている本で言われているから」とか「著名で成功した人が言っているから間違いない」として、短絡的にネットワークビジネスに結び付けて、勧誘しているにすぎません。
金持ち父さん貧乏父さんを紹介された後の展開として
マルチ商法の勧誘者は、金持ち父さん貧乏父さんを読んだ人に対して、キャッシュフローゲームに誘ったり、謎の師匠を紹介したり、講演やセミナーに誘ったりします。つまり、
「面白いから本を読んでみな」→「どうだった?ビジネスオーナーになりたくない?」→「成功した人がいるから紹介するORセミナーがあるから一緒に行こう」→ネットワークビジネスに勧誘というストーリーが成立します。
やばい理由とは?
『金持ち父さん貧乏父さん』そのものは、特に「やばい」と言われていることはなく、お金に関するマインドチェンジと、ラットレースから抜け出すための権利収入を持つということに関しては、当然のことであって今後もその意識が必要だともいます。ただし、ネットワークビジネスを紹介していることから、ネットワークビジネス界隈の人たちが、この書籍を使って勧誘しているということで「やばい」と言われているかと思います。
ネットワークビジネスを「No!」と言うには?
仲が良い友人から勧められたり、誘われたりすると、なかなか断るのって勇気が入りますよね。「ひょっとしたら、この人はビジネスを始めてくれるかも」と思わせておいて、最後の最後で断ると、相手からすると「期待してたのに断られた」とあまり気分の良いものではないと思います。その期待は、相手が勝手に期待していただけだと思うのですが、それでも、貴方に対していい印象を受けない可能性があります。とはいえ、断れなくてビジネスを始めてしまうと最後で、それこそ抜け出せない「ラットゲーム」に陥ると思います。
そうすると、断り方をシュチュエーション別に解説していくと、
最初の本を受け取ったとき
- 実際に読んでいなくても「これ読んだ。面白かった。でも、権利収入は不動産が良いと思って勉強をしている」と言う
- 読む時間がないし、こういう本を読むのは苦手だから、もらっても読まないと思うからいらないと言う
- そもそも、「気を使ってくれて嬉しいけど、そもそも興味ないからいいよ」とやんわりと断る
本を受け取ったあとだと
- たとえ読んだとしても「読む時間がないし、申し訳ないから返すよ」と本を返す。
- 読んで内容は理解はしたけど、今は権利収入はいらないと思っている。もう少し社会経験を積んでからにしたい。
いずれにしても、本はお返しするのが良いと思います。というのも、本を持っていることで、貴方は相手に対して債務を持ち続けているような気持ちになり、相手もそこをついてくる可能性があります。
ネットワークビジネスの勧誘を受けたときには
- 「自分としては、ビジネスとプライベートは分けたいと思っている。」
- そもそも、そのネットワークビジネスは会員が何人いて、成功している人はそのうち何人とか何%いるのかを聞く(多くの人は可能性だけを信じていて、実態を把握していない事が多いので、もし数値が出てきても自分で検証するといって距離をおく)
- 「自分には、友達を巻き込んでいくビジネスは合わないし、できないし、続かないと思う。」
それでも、貴方には可能性があるとか、金持ちになるチャンスが有るとか言ってくるかもしれませんが、自分の考えと合っていないし、それだったらまだラットレースの方がいいと、書籍の話に帰結していく。
まとめ
つまり、権利収入と言われるのは、自分も含めた下層の人が頑張ることによって出来上がってきますので、貴方を勧誘するのは、ある意味上納システムに参加させられているだけということが多いです。
そうすると、その友達に対して「自分を利用しやがって!とんでもない奴だ」と思うのではと思います。でも、あからさまに怒ってもしょうがないので、やんわりと否定しつつ距離をおいていくのが良いかと思います。
その友達と、どういう関係かはわからないと思いますが、その友達は、貴方を利用しようと思っているため、とりあえず表面で付き合っておくのが良いと思います。
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