アムウェイなどネットワークビジネスの勧誘されたときって、今後の関係もあるのでキッパリと断りにくいですよね。
なぜなら、アムウェイに勧誘してくる人は、「赤の他人」ではなくて古い友人だったり、知人だったりしますので、嫌われてもいいからはっきり断りたいとなりにくいですよね。
その勧誘してきた人に気を使って、曖昧な答えを返したり断りにくい状況まで追い詰められてしまい、挙句の果てにOKを出してしまうこともあるのではと思います。
そうならないために、ここでは、アムウェイなどのネットワークビジネスの勧誘を受けた時に、相手が返しやすい「悪い断り方」と相手が諦められる「良い断り方」をご紹介したいと思います。
アムウェイって
アムウェイは、口コミで会員を広げていくネットワークビジネスで、日用品等を会員が購入することによって、その購入金額に応じた報酬が自分に入る仕組みになっていますが、自分の購入金額に対する報酬のみならず、自分が紹介した会員の購入金額に応じた報酬が、自分に与えられるので、会員は「自分が紹介した会員」を集めるために必死になって、色んな人にアプローチします。
これだけ考えると、
「会員を頑張って集めると、自分は働かなくてもお金が入ってくるのではないか?」
と考える人もいるかと思います。ですが、
「なんか胡散臭い」「ちょっと怪しいし、できれば関わりたくない」と思われる人が多いと思いますが、断ろうとしても、上手く切り替えして、論破しようとします。
アムウェイの勧誘を断る前に考えておくこと
まず、アムウェイを承諾する場合も断る場合にも勇気がいることだと思います。承諾もしたくないし、断ると関係が気まずくなってしまうし。と、迷うのは当然だと思います。
まず、相手はどのように考えているかを、断る方法を考える前に認識しておきましょう。
相手はアムウェイを良くないとは思っていない
ネットワークビジネスは、世間的には「怪しい事業」と認識されています。ですが、当の本人は「ビジネスで成功したい」「成功して優雅に暮らしたい」「友達と一緒に成功したい」と1ミリも疑うことなしに邁進している人が多いです。
なぜなら、アムウェイのセミナーでは、アムウェイで成功した人が出てきて、今の何一つ不自由なく大して働くこともない人が出てきて、自分の人生がいかに成功をしているかを語りますので、「自分も成功すれば、こうして何一つ不自由なく生活ができる」と信じ込んでしまいます。
これって、洗脳状態ですよね
そうすると、あなたは「友達を救いたい」とか「友達の目を覚ましたい」と思うこともあると思います。ただ、ネットワークビジネスにハマっている人は、洗脳状態に陥っている事が多いため、そこからは自分で気が付かないと抜け出せません。
そういう人に対して、「辞めておいたほうが良い」「友達なくしてしまうよ」とアドバイスをしても、それを人格を否定されたと思います。あなたが「相手にとって良いこと」だと思ってやったことも、良いと思われていない場合が多いと思いますので、気をつけることが大事です。
あなたはその人に、余計な気を使わない
断るのは勇気がいります
自分なりに、辞めておいたほうが良いと思っても、相手に嫌われたくないと思って、中途半端な答えになる場合があります。
それを、良いように解釈されて会員になってしまい、あなたの将来の大事な時間と大切な他の友人を失うこともあります。また、その人は「成功してお金持ちになっている姿」を思い浮かべているかもしれませんが、成功する可能性はかなり低いため、「自分は何を言われても必ず断る」といった、強い意志をもって対応することが必要です。
アムウェイ勧誘の悪い断り方
まずは、悪い断り方です。ついついやってしまう断り方なので、気をつけましょう。
時間がない
「仕事もプライベートも忙しいから、そういうビジネスをやっている時間がない」
誰しも時間は大事ですが、24時間365日全て時間が埋まっている人はいません。仕事で忙しくても、土日は空いていたり、夜は空いていたりします。
友人は、それを踏まえて勧誘するので、一旦「そうだよね忙しいよね。」と同調するかもしれませんが、「でも、土日だったら空いているよね。例えば、会って話をするとなると、どっちだったら都合がいい?」という感じに、例え話を出してきて、大丈夫な日を聞き出してきます。
また、「ビジネスで成功をしたらお金も時間も手に入るよ」
と、相手が時間がなくて困っていると解釈されたら、このように返されて、断りにくくなります。
そうやって、自分のペースを奪われていくので、「時間がない」はNGです。
話が下手だから
「自分は、話が下手だから勧誘とかできない」
そう答えて断ろうとしますよね。
ですが、その人から「まあ、君は昔からそうだったもんね」と一度同調しておいて
「でも、自分の実は話が下手で苦手だったんだけど、話をしているうちにみんなしっかり聞いてくれるから面白くなってきたんだ。あなたにもそうなって欲しいと思う」
相手が、自分のことを考えて前向きな言葉をかけてくれたら、ちょっと嬉しくなることと、断りにくい状況を作ってしまいますよね。
紹介する友人がいない
「自分には友人がいないから無理だと思う」
と答えて断ろうとしますよね。ですが相手は
「そうなんだ。でも、仕事仲間とか入るよね。スマホの電話帳やLINEには名前があって連絡取れる人はいるよね。そもそも、このビジネスは人を幸せにするビジネスだから、うまくいくと喜ばれるから、少し遠い関係の人でも誘えると思う」
と、半ば強引ですが、引き寄せてきます。
相手が、このビジネスを良いものだと思っていると、仲間を増やすことについて抵抗を感じない場合があります。
また、友達はいなくても、少しは連絡できる人がいると思いますから、断りにくくなりますよね。
自分には無理だと思う
「自分にはこういうビジネスは無理だと思う」
と答えて断ろうとしますよね。ですが相手は
「そうなんだ、でもそういう人ほどやったほうが良いと思うよ。新しい道が開けるから」
と、前向きな言葉をかけてくると、断りにくい状況になってきます。
自分自身のネガティブな言葉
それ以外にも、悪い断り方は、自分を下げた「ネガティブな言葉」です。
自分はだめだからできないと謙ったとしても、一旦は同調しながらも、「ちょうどよかったよ。実は、そんなあなたにぴったりなビジネスだから」として、返されます。
つまり、ビジネス自体は自己を成長させるという視点でいくと、どんなネガティブな言葉を言って断ろうとしても、上手に返されてしまいます。中途半端な断り方だと、かえって相手にツッコミを与える隙きを与えているだけになります。
アムウェイ勧誘の良い断り方
今度は、逆に突っ込まれにくい、スキを見せない「良い断り方」です
全否定しまくる
相手は心理学に基づいて、あなたの「はい」を引き出そうとします。たとえば、小さな「はい」を繰り返して出していくと、最終的な結論でも「はい」をもらいやすくなります。
「少しは僕の話がわかった?」→「はい」
「お金は多くもらったほうが良いよね」→「はい」
「土日は時間がある」→「はい」
「たくさんお金があったら今の仕事をやめてもいい」→「はい」
こんな感じで、小さい「はい」を貰っていって、最後に、じゃあ一緒にビジネスをしようという言葉に「はい」を言いやすくなっていたりします。
そうならないためにも、細かく否定していくのが良いです。
「少しは僕の話がわかった?」→「よくわからないし、わからなくても良いともう」
「お金は多くもらったほうが良いよね」→「そうは思わない。お金は幸せに比例しない」
「土日は時間がある?」→「ビジネスに時間を使いたくない」
「たくさんお金があったら今の仕事を辞められるよ?」→「仕事は好きだから続ける」
このように、相手が「まあそうだよね」と答えそうになる質問も、真っ向から否定することによって相手のペースに乗らずに済むことができます。また、その気がないし続けても無駄という雰囲気を作ることもできます。
素直なやりたくない気持ちを伝える
「興味がないしそういうことでお金を稼ぎたくない。」
「今の仕事が好きだし、続けていきたいと思う。」
「お金は沢山もらわなくても良い。」
と自分の気持ちを伝えるのが良いです。自分を下げたネガティブな言葉での断りではなくて、自分の意志として断るのが大事です。そうすることで、相手に反論のスキを与えなくてすみます。
嫌われたくないために、自分を下げて難色を示すのではなく、「やりたくない」ということをハッキリと伝えることが大事です。
アムウェイのビジネスが嫌い
「こういうビジネスって嫌いなんだ」
これも「やりたくない」という気持ちを伝えることに似ていますが、好きとか嫌いは自分の内面の言葉なので、否定をすることは困難です。ですが、人に対して「嫌い」と伝えるのは、抵抗がある人が多いと思います。対処方法としては、その人に合う前に、鏡で自分の顔を見て、口に出して「嫌い」という言葉を発する練習をしておいたほうが良いと思います。
その人と距離を置く
「やっぱり、やりたくないとか嫌いとかいうのに抵抗がある」
この気持も十分に理解できます。面と向かって断るって勇気がいりますよね
そういうときは、その人との距離を置くのが良いと思います。
具体的には、「電話に出ない」や「LINEをブロックする」のが良いと思います。でも、「相手はどう思っているんだろう」と、気にしてしまうといった悩みも増えがちですが、ついついいい顔をしてしまうようだったら、距離をおくのが有効です。
ある意味最終手段になりますが、職場の人やよく会う人でなければ、有効な方法になります。
まとめ
もしあなたが、中途半端に目の前の一人の友達の気を使ったために、多くの友達と親戚や信頼してもらっている人を失う可能性があります。
もしあなたが、中途半端に目の前の一人の友達の気を使ったために、アムウェイに入ってしまうと、今まで信頼されていた、多くの友達・親戚を失う可能性があります。
アムウェイとかのネットワークビジネスにハマっている人は、噂になっていて、「あの人に近づかないほうが良い」と言われているかもしれません。しかも本人の気が付かないところで。あなたはもそれと同じように噂されてもいいですか?
断るのは勇気がいりますが、自分の未来を捨てることにならないように、しっかり断ることが大事です。